新神戸から福岡•博多【往復20,400円】新幹線の早割・往復割引料金で安く行く方法

福岡〜神戸間は、全国の中で新幹線の格安チケット・早割がもっとも多い区間です。JRの早割チケットから旅行代理店各社の格安チケットまで選択肢はとても幅広いです。

往復するならどれが最も格安か？詳しく解説していきます。

福岡ー神戸の「往復」新幹線の最新情報をまとめました！
本編はかなり長いので、まずはざっくり結論をまとめておくよ！

では、詳しく見ていきます。

新神戸ー博多（往復）を新幹線で安く行く方法

新神戸〜博多間（585.4km）は、新幹線こだま・ひかり・のぞみ乗車で最速2時間30分〜。通常料金は15,270円（のぞみ指定席）です。往復でも往復割引は適用されません。

新神戸ー博多の新幹線、安く行くポイント

JRはもちろん旅行代理店各社から、博多ー新神戸の早割・格安チケットが販売されているので、条件に合わせて格安な手段を選ぶことが可能です。

新神戸〜博多の新幹線の主なポイントは下記の通りです。

上記ポイントを押さえて、博多〜新神戸をコスパ良く移動しよう！

新神戸駅ー博多駅の新幹線料金（往復の場合）

まずは、新神戸ー博多の往復の新幹線料金を一覧にまとめておきます。

新神戸駅ー博多駅｜往復の新幹線料金

新神戸ー博多の新幹線を料金の安い順に並べてみたよ！

※往復割引はなし

最安は「トクトクこだま・ひかり」で料金は10,200円、往復なら20,400円です。

トクトクこだま・ひかり｜料金・詳細

「トクトクこだま・ひかり」はひかり乗車も可能なので、乗車時間を短縮したい人は時間帯は限られますが、ひかり利用がおすすめです。

新神戸ー博多は往復割引がないけれど…

新幹線で往復というとJRの往復割引が使える！と思う人も多いかもしれませんが、新神戸ー博多間は往復割引が適用されません。

JRの往復割引は、その区間の片道の営業キロが601km以上の場合に適用される、というルールがあります。新神戸ー博多間は600km以下なので、条件を満たしません。

ただそもそも、JRの往復割引は割引率が低く、乗車券が1割引になる程度です。

一方、旅行代理店から販売されている旅行商品を使えば、新幹線を往復で予約することによって割引率の高い「往復割引」を受けることができます。（詳細後述）

新神戸ー博多の往復は「のぞみ」の早割がお得！

上述の通り、新神戸ー博多間にはのぞみの早割チケットがいくつかあります。

こだま・ひかりだと時間がかかる！という方は、少し割高ですが「のぞみ」の早割を検討してください。

のぞみの早割「スーパー早特きっぷ」は14日前までに予約

新神戸ー博多をのぞみ往復なら、スーパー早特きっぷが最も格安です。

スーパー早特きっぷに往復割引はありませんが、JRの往復割引料金より安いです。

通常の新幹線チケットより3割くらい割安ですが、早割なので14日前までの予約が必要です。すでに旅程が決まっていて早めに予約が可能な方はお得なチケットです。

7日前までの早割「EX早特7」

スーパー早特きっぷは14日前までの予約が必要なので、予め予定が決まっていない場合でないと利用は難しいですが、EX早特7なら7日前までです。

EX早特は、EXサービス（エクスプレス予約、スマートEX）の会員になると利用できる早特きっぷです。

早特なので3日前までの購入が必須ですが、スマホアプリ「EXアプリ」などからも簡単に予約・変更できるので、比較的使いやすいきっぷです。

EX早特は、平日と休日では料金が違います。休日利用の方が割引率も高いです。

会員限定「エクスプレス予約（EX予約）」

のぞみ乗車で、スーパー早特きっぷの次に安いのが「EX予約」です。往復利用だと往復割引が適用されます。

エクスプレス予約（EX予約）サービスはJRの有料会員サービスです。登録が必要です。年会費は1,100円。

エクスプレス予約を利用すると通常料金から約1割引きになります。

エクスプレス予約（EX予約）のメリットは下記の通り。

回数券よりも安くなるので、頻繁に新幹線を利用する人は有料会員になる価値はあります。

「e特急券」も往復割引と併用可

EX予約と同様に「e特急券」も利用可能です。

e特急券は、エクスプレス予約限定で購入できるチケットで、新幹線特急券が割引価格になります。スマートEXでは購入できません。

e特急券は往復割引などと組み合わせ可能で新幹線料金を安くできますが、同じ会員限定サービスなら「EX予約」や「EX早特21ワイド」の方が割引率も高いですし、ペーパーレスで使いかっても優れているので、こちらを利用することをおすすめします。

誰でも使える「eきっぷ」

「eきっぷ」はJR西日本で利用できる「e特急券」と同様のチケットです。EX予約、e特急券と異なり、有料会員限定ではありません。誰でも使えます。

eきっぷは、JR西日本のオンライン予約サイト「e5489」から購入できるチケットで、新幹線をはじめとした特急券が割引価格になります。

e5489を利用するにはJ-WEST会員登録が必要になります。無料なので、頻繁に新幹線を利用する人は登録しておくと便利です。

回数券・金券ショップ（往復割引なし）

※博多ー新神戸の回数券は廃止となりました。

格安チケットといえば、金券ショップが真っ先に思い浮かびますが、思っているほどお得ではありません。

金券ショップで売っているのは回数券のバラ売りですので、割引率は約3〜5％程度。また、新幹線の回数券が設定されていない区間もありますし、お盆・年末年始・GWは使用できません。

しかし、当日手軽に割引を受けられる回数券はやはり人気です。団体旅行する場合や特定区間の新幹線を頻繁に利用する人は購入しておいてもいいでしょう。

新幹線の回数券は、短距離区間なら自由席、中長距離区間なら指定席に設定されています。

往復の場合は、2枚使います。往復割引はありません。

宿泊往復なら「新幹線パック」が格安【神戸ー福岡：往復25,600円〜】

神戸ー福岡を新幹線で往復する場合、第一の選択肢は「新幹線パック」です。

新幹線パックを利用すると、神戸ー福岡の新幹線は往復で25,600円〜です。

【新幹線パック】福岡ー神戸

のぞみ指定席の通常料金が30,540円ですから、「新幹線パック」は5,000円以上安いです。しかも「新幹線パック」は宿代込の料金です。

「新幹線パック」は要チェック！

新幹線パック（神戸ー福岡）とは

新幹線パックは 以下の2つがセットになった旅行商品です。

宿と新幹線きっぷがセットになることで、料金が大幅割引になるのが最大の魅力です。

新幹線チケットとホテルを別々に予約するよりはるかに格安で、新幹線チケットの料金だけでみれば、実質半額になることもあります。

新幹線パックの特長はこんな感じです。

料金は時期によって変動しますので、最新料金は公式サイトでチェックしてください。

【新幹線パック】福岡ー神戸

【日帰り往復】新神戸ー博多の格安新幹線：往復20,400円〜

次に、新幹線の日帰りで新神戸ー博多を往復する場合です。

新神戸ー博多の往復はこだま・ひかり早割が最安

最も安いのはこだま（ひかり）利用で往復20,400円〜です。

のぞみの早割「スーパー早特きっぷ」が往復26,200円ですので、6,000円安いです。時間はかかりますが、格安です。

上述の「とくとくこだま・ひかり」を利用すると、料金は下記の通りです。

トクトクこだま・ひかり｜料金・詳細

こだまだけでなく、ひかりも乗車できるので、便数は限られていますがうまく利用できれば日帰り往復も現実的です。

博多から神戸の日帰り往復なら「日帰り新幹線パック」もお得

博多から神戸の日帰りなら、「日帰り新幹線パック」も安くて便利です。旅行代理店から販売される旅行商品で、料金が格安になります。

日帰り新幹線パックのメリットは以下のような感じです。

日帰り新幹線パックの往復の新幹線料金はこのとおり。

残念ながら、逆方面、神戸から福岡•博多（下り）は現時点で設定がありません。

日帰り新幹線はのぞみ乗車で時間的なメリットも大きいです。博多から神戸の日帰りなら一度日帰り新幹線をチェックしてみてください。

日帰り新幹線（福岡・九州発）

日帰り新幹線パックで往復料金はどれくらいお得？

日帰り新幹線パックと他の早割チケットを利用した場合の料金比較は以下の通りです。

ご覧の通り、早割「スーパー早特きっぷ」が最安ですが、上述の通り、14日前までの予約が必要です。

日帰り新幹線パックは、のぞみ乗車でコスパも良いです。

日帰り新幹線（福岡・九州発）

【裏ワザ？】実は往復なら、「新神戸ー博多」より「新大阪ー博多」の方が料金は安い！

最後に1つ、豆知識を。

よく福岡〜関西間の新幹線を利用する方は知っていると思いますが、新神戸ー博多の往復料金は新大阪ー博多より高くなります。

新神戸ー博多の往復は往復割引がきかない

その理由は、新神戸ー博多の往復には往復割引が適用されないからです。

一方、新大阪ー博多の往復には往復割引が適用されます。往復割引が適用されると乗車券が1割引になります。（特急券は割引になりません）

その結果、距離の短い新神戸ー博多の方が片道の料金は当然安いのですが、往復になると往復割引の効果で新神戸ー博多の方が料金が高くなる、という逆転現象が起こります。

両者の往復料金を比較してみます。以下の通り、安い方に印をつけました。

ご覧の通り、ほとんどのケースで新大阪ー博多の方が安いです。唯一、こだまを利用した場合だけ新神戸ー博多が安いです。

また、回数券、EX早特、スーパー早特きっぷなども博多ー新大阪も博多ー新神戸も料金設定が同額というのも興味深いところです。確かに新幹線でたった15分の乗車時間の違いですからね。